「ウォーキングの科学」

 

 

加齢とともに体力・代謝ともに落ち込みを感じるので、ここ数年は数駅分歩いたり夜にウォーキングしたりしているのだが、もともと運動が嫌いなので本当のところは家で寝ていたいしダラダラ映画など観たい。

 

どうせ体を動かすなら可能な限り効率をよくしたい、ということで読んでみた。

科学的エビデンスをもとに著者が提唱する「インターバル速歩」について詳しく書かれている。

 

【ポイント】

・そもそも「体力」とは何か・・・運動生理学でいう体力とは持久力と筋力

・重量挙げに用いる筋肉(速筋)とウォーキングなど持久力運動に用いる筋肉(遅筋)は筋繊維の種類が違う。速筋の筋繊維は太く収縮速度が速いが疲労しやすい、遅筋は遅く疲労しにくい。

・インターバル速歩・・・最高酸素消費量の70%以上の速歩と40%以下のゆっくり歩きを3分間ずつ繰り返す。

・コツ・・・背筋を伸ばし、出来るだけ大股で、着地は踵から。スピードは「ややきつい」と感じるくらい。速歩3分ゆっくり3分のセットを1日5セット以上、週4日以上を繰り返す。(3分はあくまで目安)

・5セット連続してやる必要はなく、バラバラに実施しても良い。

・「一日一万歩」(長時間普通のスピードで歩く)説は「体力の向上」には効果がない。

・インターバル速歩の後30分以内に乳製品を摂取することで筋肉が太くなり慢性炎症を抑制する効果あり。